教室の特色2

「小学校の図工の授業がドンドン減らされています」
「子供たちは図画工作が大好き」
「大切なのはテクニックではありません」
「より明確なイメージの表出をお手伝いします」

小学校の図工の授業がドンドン減らされています。

成果が分かりずらく、将来に結びつくイメージを持ちにくい教科であるために、ほとんど期待されない科目が図画工作のようです。おかげで1947年以降、年間70時間(週2時間)あった小学校での図工の授業が、ここ数年の間に50時間まで減らされてしまいました。学力低下問題で注目を集める国語や算数、体力作りを担う体育などに比べ、図工はとても冷遇されているのです。
しかし図工は頭の中のイメージの、より明確な表出を手助けし、子供達の良いところを無限に伸ばすことができる重要な教科なのです。
たとえば国語で、教科書の文章を読む時はもちろん、作文などを書く時のことを考えてみましょう。頭の中で図像・情景がイメージできなければ、文章の内容を正しく理解したり、正しい文章を作成することができません。文章を構成することや、読んだ内容を把握することは、イメージ能力に左右されることは、おわかりいただけると思います。
就学前の子供さんであれば、たとえば絵本を読むこと(入力・インプット)でこのイメージ能力が養われるように、その逆の頭の中の想像のアウトプット(表出)の行為が、まさに絵を描く行為、図画工作に担う部分が大きいのです。
算数なら、もっと単純に、グラフ表現や図形認識能力などにも応用され、暗算のような能力もイメージ能力から培われるところが大きく、社会科ですら、地図や地図記号という図形認識能力の必要性は、図工と共通の能力で、より一層の磨きをかけられ、大いに活かされるはずです。理科における植物や生物の観察絵日記や記録にも、イメージ能力が充実していればより積極的に取り組めることでしょう。

子供たちは図画工作が大好き!

少し強引かもしれませんが、このように様々な応用を通して図画工作を考えてみると、イメージを表現する行為には、まだまだ沢山の可能性が溢れています。
子供たちの成長にとって、実に大切なものがイメージ能力であり、それはすなわち図画・工作・絵画・造形によって作り上げられる基本的な能力なのです。
しかも他の教科の勉強と違って、子供たちの普段の生活の延長、遊びながら楽しむことが出来るのが、図画工作の素晴らしいところです。
だから子供たちは図工の時間が大好きなのです。

大切なのはテクニックではありません。

しかし大切なのはテクニックを身に付けることではありません。子供たちが自分の感情を素直に表現することが、最も重要なことなのです。
つまり、子供たちにとっては、結果として出来上がった作品そのものよりも、作っている又は描いている時間そのものが、最も興味を引く大切なことなのです。
内緒でぜひ一度、夢中で絵を描く子供さんの様子をのぞいて見てください。その瞬間瞬間に応じた、実に魅力的な、普段お家では見たこともないような表情で机に向かっているはずです。

より明確なイメージの表出をお手伝いします。

『かとう絵画・造形教室』では、お絵描きや図工をすること、いわゆるお勉強をすることが目的ではありません。
子供たちが、自然と楽しくなるような、安心出来る空間を提供し、将来を逞しく生き抜いて行くための自己を表現する力と、それらを選択する力を、きっちりと引き出すように努めます。
いつまでも心に残る指導で、 子供たちのより明確なイメージ能力の表出をお手伝いさせていただきます。